静岡県は、静岡市と浜松市の2つに繁華街が集中している街です。浜松は愛知県に近く、方言も愛知弁に似通っています。浜松にはブラジル人の居住者が多く、浜松を訪れた人は市内の至る所にポルトガル語の表記が掲げられているのを目にすることでしょう。静岡市内には葵区と駿河区、清水区がありますが、その中でも人気の居住地は葵区です。葵区といってもその範囲は広く、市街地から遠く離れた山中の梅ケ島も葵区となっているのですが、人気があるのは繁華街に近い千代田や大岩になります。

一方、駿河区は海側の土地で海抜ゼロメートルに近く、特に東名高速道路より南側は津波の被害が心配されている地区でもあります。静岡市は清水市と合併して政令指定都市に指定されました。しかし、静岡市の中心地は地価が高く、新規参入を阻む原因となり、人口減少が進んでいます。そのため、静岡市内へ通勤する人は、中心地で家を持つ夢を諦め、近隣エリアの焼津や藤枝周辺にマイホームを構える人が多いです。

伊豆地方は観光で訪れる人も多く、人気の高いエリアとなっているため、都心から移住してくる人も増えてきているようです。温暖な気候で過ごしやすく、キレイな海も近くにあり、さらに都心からの交通の便も良好なため、老後まで長く住み続けたいエリアとして人気を得ています。特に下田を始め、伊豆半島の先端部や東海岸は美しい白浜が広がるエリアがあり、観光客や移住者に人気です。
伊豆半島の西側には駿河湾が位置し、黒砂の海岸や断崖絶壁となっている場所が多くあります。静岡県東端の沼津市は最も東京に近いこともあり、子どもを都心の学校に通学させる家庭もあるなど、住みやすい地域とされています。空気がきれいで環境の良い静岡の街は子育てにも最適であるため、移住支援制度を利用して都心から静岡県に移り住む人も多いです。また、就農の道を選び、農業を一から学び田舎暮らしを楽しむ人もいます。

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